デザインの基本原則

デザインを行う上で指標となるものがたくさんあります。
それらを全て実践すれば良いものかできるか?といったら必ずしもそうではないのですが、より良いデザインを作成するための手助けとなるのは間違いありません。
以下はデザインを行う上で重要な要素をリストアップしたものです。
- コントラスト(Contrast)
- 繰り返し(Repetition)
- 整列(Alignment)
- 近接(Proximity)
- バランス(Balance)
- スケール(Scale)
- 空間(Space)
それぞれの要素が相互に関係していたり、内容がかぶっている箇所も出てきますが、これらの要素がいかに大事か、という事が良く分かるのではないかと思います。
それでは一つ一つの要素について簡単に解説を行っていきます。
Contrast
コントラストは、視覚的な興味や焦点を作り出すために用いられます。色、形、サイズ、またはテクスチャーなど、デザイン要素の明確な違いを通じて注意を引きつけます。

Repetition
繰り返しは、一貫性と統一感を与えるために重要です。これにより、デザイン全体が調和し、視覚的に関連付けられます。

Alignment
全てのデザイン要素を適切に整列させることで、整理された見た目を作り出します。整列はデザインを整然とさせ、読みやすくします。

Proximity
関連するアイテムを物理的に近づけることで、その関連性を視覚的に表現します。これは情報のグルーピングにも役立ち、視覚的なクリーンさを保ちます。

Balance
デザイン内の要素を適切に配分することで、視覚的な安定感をもたらします。バランスは対称的(形式的バランス)または非対称的(非形式的バランス)に達成されることがあります。

Scale
異なるサイズの要素を使用することで、デザインに深みや重要性の階層を加えることができます。大きな要素はより多くの注意を引き、小さな要素は細部に焦点を当てます。

Space
空間、特に白い空間(空白部分)は、デザイン要素を際立たせるために重要です。過剰な情報を避け、要素が呼吸するスペースを提供することで、クリアな視覚的メッセージを創出します。

今回はデザインの原則について簡単に説明しました。いかがだったでしょうか。
実際にデザインを行うと、原則を守っているはずなのになんかダサい・・・となることも多く、そう簡単にうまくはいかないのですが、何度も試していくうちに、細かい微妙な部分などにも気づくことができるようになります。
あまり理論で説明できないものは好きではないのですが、実践がものをいうのは間違いありません。ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら何度もデザインを作ることで少しずつ良いものを作れるようになっていきましょう。
次回はデザインのNGについて解説していきます。